スライド 2
はじめに
それでは発表を始めます。(一呼吸)
入院患者の転倒・転落は、患者安全上の重要な課題です。転倒・転落が発生すると、骨折などの身体的な障害につながるだけでなく、在院日数の延長や日常生活動作の低下を招くことが知られています。
当病棟でも、過去2年間で転倒・転落インシデントが14件発生しており、そのうち2件は骨折を伴うものでした。
先行研究では、看護師のアセスメント能力と実際の転倒予防行動との間にギャップがあることが指摘されていますが、看護師個人が日常的にどのような取り組みをしているかを具体的に明らかにした研究は少ない現状があります。
そこで今回、当病棟スタッフを対象にアンケート調査を実施し、実態を把握することにしました。
※ 読み上げ時間の目安:約60秒
スライド 8
考察
次に考察です。(一呼吸)
まず困難感についてです。今回の調査では、多重業務時や夜勤帯において転倒リスクの評価が難しいという声が多く聞かれました。〇〇らの先行研究においても同様の指摘があり、業務負荷と安全管理の両立が現場共通の課題であることが改めて示されたと考えます。
次に対処方法についてです。アセスメントツールの活用とスタッフ間の情報共有を日常的に実践している看護師が多いことがわかりました。バイタルサインなどの客観的データを根拠に医師や先輩看護師へ相談するという行動が、個人の判断への不安を軽減する手段として機能していると考えられます。
最後に必要な支援・体制についてです。研修の充実と、気軽に相談できる環境を求める声が多く聞かれました。〇〇らは研修経験のある看護師ほど実施頻度が高いことを報告しており、継続的な教育支援と組織的な体制整備の重要性が、本研究でも確認されました。
※ 読み上げ時間の目安:約90秒
スライド 9
おわりに(結論)
最後に結論です。(一呼吸)
本研究を通じて、急性期一般病棟における転倒・転落予防に対する看護師の意識と困難感の実態、および実際の対処方法が明らかになりました。
多重業務下でのリスク評価の難しさや、認知機能が低下した患者への対応に困難を感じている看護師が多いことが確認されました。
今後は、転倒予防に関する研修のさらなる充実と、困難感をスタッフ間で共有し支え合える職場環境づくりに、病棟全体で組織的に取り組んでいきたいと考えております。
以上で発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。(一礼)
※ 読み上げ時間の目安:約60秒